連日の猛暑…気温があがるこの季節に特にご注意いただきたい
「油彩画制作時の注意点」を今回はご案内いたします
油絵に使用する乾性油(特にシッカチフ類)や油絵具を拭き取った布・紙くず類を
みなさんはどのように処理されていますか?
油絵具は乾性油の特性で酸素を取り込むことによって乾燥しますが この時に
わずかながら熱を発生します この反応を速く行わせる材料(シッカチフ類)が
加わったときには特に発生する熱量が大きくなります
そこで使用した布や紙類を重ねて放置したり ゴミ箱に大量に詰め 捨てたまま
放置しますと熱がこもって 条件によっては発火温度にいたる場合があるのです
特に夏場は気温が高く危険! 個人のアトリエはもちろん絵画教室なども
気をつける必要があります
下記のような安全な処理方法をおすすめします
★乾性油・シッカチフ類・油絵具を拭き取った布・紙類は毎日処理する
★使った布・紙類を処理するときはビニール袋に入れ水で濡らし密閉(酸素を遮断)
★可燃ごみとして処分する(地域の処理方法に従ってください)
★ゴミ袋・ゴミ箱周辺の温度があがらないように注意(直射日光など)
★燃える対象物の除去も大事
~日本洋画材料工業協同組合 資料より抜粋~
「油絵を楽しむ」 その後は
適切な「片付け」で さらに快適なアートライフを!