粘土にはどんな種類がありますか その1
粘土にはいろいろな種類があり、用途や表現によって使い分けができます。
おもな種類をご紹介します。
紙粘土・軽量粘土
パルプが主原料。乾燥硬化します。
乾燥後に削る場合に毛羽立つことがあります。
乾いた後 アクリル絵具等で着彩すれば楽しい作品が仕上がるでしょう。
パルプに微小な中空樹脂を合わせて非常に軽量にした軽量タイプの紙粘土もあります。
石粉粘土・石塑粘土
その名の通り微細な石の粉を原料とし乾燥硬化します。
乾燥後に削ることができるため紙粘土より細かな仕上げも可能。
きめ細かさや伸びの強さ等種類があります。
油粘土・油土(ゆど)
乾かない粘土で何度でもこね直して使用できます。
幼稚園や小学校で使用する軟らかめな「学童用油ねんど」から造形を学ぶための中硬度、原型成形に使用する工業用まで幅広く種類があります。
クレイアニメ(クレイ・アニメーション)
ピングーやひつじのショーンに代表されるクレイアニメもカラフルな油粘土が使用されています。
樹脂粘土・軽量樹脂粘土
特殊な樹脂をベースにしており乾燥後もある程度柔軟性を保ちます。
小物だと比較的乾燥も速くフラワー作りやドールハウス等でよく使用されています。
近年では学校で日本の伝統工芸を学ぶ一環で樹脂粘土を使い「和菓子」を模して作る授業もあるようです。
薄く延ばすことで透明感もあり繊細な表現が可能です。