水彩絵具の選びかた
水彩には大きく分けて、
透明水彩と不透明水彩があります。
両者の違いは絵具を構成する色の素である顔料とそれを画面に定着させる糊材(メディウム)の比率の違いです。
透明水彩は少量の絵具を多めの水で溶き、鉛筆やペンで描いた線を活かすような透明感のある仕上がりになり、重なった色は深みを醸し出します。
対して不透明水彩は顔料の比率が高く、塗ると下の色を覆い隠しクッキリとした印象でインパクトのある絵に仕上がります。
水彩絵具には形状にも種類があります。
混色しやすく大量に使いやすいチューブ、旅先スケッチや少量を手軽に使える固型タイプ(ケーキカラー・ハーフパンなど)があります。
水彩絵具は様々なメーカーから発売されており、学童向けではサクラ・ぺんてる などがありますが、画材店では水彩を始めたい方から専門家にも選ばれる高品質な水彩絵具をご案内できます。
国産… ホルベイン・クサカベ・ターナー色彩 など
輸入物… 英国ブランド W&N
オランダ王室御用達 レンブラント
ドイツのシュミンケ・フランスのセヌリエなど
色数は上記各メーカーを集めると数百色以上!
混色も可能ですが、各社自慢の美しい色彩を山本文房堂で取り扱っています。
初めての水彩絵具選びなら18色セット位がおすすめです。
混色をしたり単色を買い足していきながら慣れると良いでしょう。
描きたい画用紙や水彩紙に試し塗りをしながら自分だけのカラーチャートを作成し、作品に使いたい色を探したり水彩メディウムを併用することで新たな表現にも挑戦することもできます。
幼稚園や小学校のころ手にした絵具チューブにドキドキした経験があるかたもいらっしゃるはず…
専門店で扱う水彩絵具なら あの時の学童用では表現しきれないより一層繊細な色彩表現が可能です。
水彩はとても自由で奥深いもの…
まず色遊びから始めてみませんか?